Lamb of God "Resolution" レベルを上げて物理で殴ればいい、何事も暴力で解決するのが一番だ、なんてインターネットミームがありますが、 本当にやりやがったな、みたいな。暴力こそたったひとつの冴えたやりかたである。尋常ならざるパワーの一枚。
Death Grips "No Love Deep Web"
サウンドのみならずアティチュードにおいても無軌道で破天荒であった彼らを象徴するアルバムですね。内容自体は"The Money Store"の方が好みですけど、「年内にもう一枚アルバム出したかったけど、レーベルが許さなかったからネットでばら撒くわ!」。とかなかなか舐め腐ってて素晴らしいです。あとチンコ!ジャケが!こんなのまかり通ると思ってんのか!バカ!
Converge "All We Love We Leave Behind"
変わりない血反吐のぶち撒けっぷりに安心するばかりですね。いつものコンヴァージよりも少しラフでライブ感高めなのかな?そういう意味ではAxe To FallやJane DoeよりもYou Fail Meっぽい所感。ガッツリ聴きこむよりは、"Aimless Arrow"でギンギンに滾ったところから、アルバム一気に聴き通してしまうのが楽しいと思います。
Deftones "Koi No Yokan"
今年下半期はDeftonesとConvergeばっかり聴いてました。Saturday Night Wristのアトモスフェリック&ロマンティック過ぎてキュン死するサウンドに、Diamond Eyesのソリッドなプロダクションが加わって、メロディアスなヘヴィロックとしてスキのない仕上がりに。タイトルは笑いどころでもなんでもなく、むしろロマンティックなサウンドにはこのタイトルしかありえないと思わされます。
Sigh "In Somniphobia"
レトロ思考なプログレとブラック・メタルを全部溶かして更にクサメロをまぶした。インテリジェンスとゲスさがとぐろを巻いて織りなす伏魔殿。過去作との比較で説明できるわけじゃないし、ブラックメタルは右も左も分からんのだけれど、それでも引きこまれましたね。とりあえず安易にアヴァンギャルドメタルと言って片付ける手合いには同意しない方向で。
10.fu_mou - Green Night Parade (feat.星子) from green night parade ep.
2011年はスラッジだのポストメタルだのメタルコアだのポスト・ハードコアだの、なんかうるさい音楽ばっかり聴いてましたが、合間にネットレーベルのリリースもちょいちょい聴いていました。その中から特に気に入ったものを一曲。なんだかんだいってポップなものから離れるのは困難です。
09.Immortal Technique - Black Vikings from The Martyr
こっちもフリーダウンロードでリリースされてたものでしたかねー。力の入ったヒップホップアルバムから一等パワフルでヘッドバンギングな一曲。
08.envy - As serenity calls your name from As serenity calls your name (Digital single)
envyのチャリティシングル。ミュージシャンの復興支援あるいは反原発運動を支持するか言われると微妙なところだけど、楽曲自体はストレートに胸を打つし、2011年らしいと思ったので選出。
07.9mm Parabellum Bullet - 銀世界 from Movement
予想を裏切りつつ期待に応えるってのはこういう曲のことを言うんだろうなーと。
06.coldrain - To Be Alive from The Enemy Inside
スクリーモ自体は使い古された様式なのかもしれんが、こうも堂々と王道を正面から走破されては感心するしかない。
05.Crossfaith - Stars Faded In Slow Motion from The Dream, The Space
メタルコアとしてもトランスコアとしても聴けるオイシイ作りだなぁ、とw
04.Swarrrm - 思う心 from PASTAFASTA/Swarrrm split
Tsukasaさんが元気そうで何よりです。
03.Self Deconstruction - Self Deconstruction from demo
こういう音像グチャグチャ空中分解寸前のグラインドコア大好きなんです、ハイ。アルバム期待してまっせー
02.Brutal Truth - Walking Corpse 2112 from Walking Corpse 2112 (single)
再結成後に再録した過去の定番曲。なぜかオリジナルよりテンポが速くなってるwww この老いない姿勢は積極的に見習いたいですね
01.崖の上のポニョ - Imaginary Flying Machines from Princess Ghibli
よりによって最後それかよ!スッゾコラー!って言われそうだけど、今年一番笑ったのこれだから仕方ないですね。病める時も健やかなる時もビッキビキー!ビヨビヨー!
Tracklisting... 1.Self Deconstruction - Self Deconstruction [taken from "S/t Demo"]
Free Download from Grindcore Karaoke
Agoraphobic NosebleedのJ.Randallがグラインドコア専門のネットレーベルGrindcore Karaokeを開設し、大量の音源がほぼ無料で公開されています。正直言って公開される音源が多すぎて聴き切れてないのですが、さしあたって今回はその中から日本のバンドを選んでみました。ストップアンドゴーの激しい展開に込み入ったリフ、そしてツインボーカルから放たれる人の世の苦悩を吐きつける歌詞が、壮絶でかつストイックで逃げ場のない音像を構成しています。カッコいい!
2.Wormrot - Compulsive Disposition [taken from "Dirge"]
Free Download from EARACHE インドネシアシンガポール産クロスオーバー/グラインドコア。一曲一分ないのが当たり前、たっぷり入っているようでアルバム一枚20分ない疾走感がステキです。この手の音楽では老舗のレーベルであるイヤーエイクから、気前のいいことにフリーでダウンロード可能ですやったー。
3.Kusari Gama Kill - March of 324 [taken from "Chaos Surge"]
Free Download from Grindcore Karaoke
またしてもGrindcore Karaokeからのリリース。ノイズマシマシのエレクトログラインドで、聴いててひたすら頭が痛い。罰ゲームのようなアルバムですが、お好きな人は是非どうぞ。…え、5月にもう一枚アルバム出してる?…ごめんまだ聴けてない、勘弁しておくれ。
5.fu_mou - Green Night Parade feat.星子 [taken from "Green Night Parade EP"]
Free Download from Altema Record
日本の老舗ネットレーベルであるアルテマレコードからのリリース。某京都の花札屋からのサンプリングネタを使いつつ、エレクトロ・ダブステップっぽいところを見せながら、総合的にはポップなハウス。春に聴くと丁度いい感じよ。
6.Asian Dub Foundation - Future Proof [taken from "A History of Now"]
2月にリリースされた新譜から、アルバム後半にいつも入ってるベースラインごりごりの一曲をチョイス。俺のFaceはBookでもないし!IT土方なんかやってられるか!って歌詞が大好き。…ただ、総じてこのアルバムがどうかっていうと。サウンドはだいたいいつも通りだし飽きさせないとは思うけど、今更「アンチ・インターネット/アンチ・グローバリズム」をテーマに掲げたところで僕は共感しないのです。どちらも陽が上って沈むようなもので抗ってどうにかなるわけではないと考えるので。まぁいいよ、ライブ良かったし。
7.Crossfaith - Stars Faded In Slow Motion [taken from "THE DREAM, THE SPACE"]
大阪の新鋭メタルコアバンドの2ndアルバム。メタルコアにトランス調のラップトップサウンドが入ったサウンドは、所謂ピコリーモ・トランスコアとは一線を画した「あくまでメタルコアなんだ」という骨太さを感じさせます。アルバム自体は30分強とコンパクトながら捨て曲がなく、高密度でとても満足度が高かったです。また5月に見たライブパフォーマンスもとても良かったので、これからにも期待ですね。
8.coldrain - To Be Alive [taken from "The Enemy Inside"]
ベッタベタなスクリーモを真っ向から展開するcoldrainから一曲。王道を歩く/テンプレに沿うということはそれ相応のクオリティを要求されるのですが、それに見事応えきったアルバムだったと思います。 ルックスもイケメンで…というと死亡フラグだけど、スター性もあるし。
9.9mm Parabellum Bullet - Muddy Mouth [taken from "Movement"]
毎度微妙に手を変え品を変え、予想を裏切りつつ期待に応える9mmのアルバムから。エアジャム世代の影響としてパワーコードや疾走ツービートがよくフィーチャーされたアルバムではあるのですが、個人的にはこういうヘヴィな曲がたまらんなぁと思ったのです。
10.Thursday - Sparks Against The Sun [taken from "No Devolucion"]
Thursday6枚目のアルバムは更にポストハードコア・シューゲイザー色を強めた、より聴き入らせるアルバム。デイブフリットマンのプロダクションもあって、ますますモッシュするための機能を削ぎ落とし、繊細さ・危うさの表現力を高めてきた印象です。物凄い力作だよね、と信者補正バリッバリで褒めておきます。…カブトメタル中止がほんま泣けるでぇ。